用意された車両を運転するために必要な免許の種類

業務によっては必要な運転免許が異なる

通常、会社への通勤や一般的な業務をするために自動車を運転するには、各種運転免許が必要となります。車両総重量や最大積載量等によって、普通免許から大型免許まで4種類の免許が用意されています。この他、商業目的で第三者の人間を載せて運転するための、第二種運転免許と呼ばれるものもあります。営業職等で会社の車を運転するのであれば、車両総重量3.5トン未満かつ最大積載量2トン未満の自動車を運転可能な、普通免許で対応可能です。しかし、会社によっては、バスやタクシーといった旅客目的の車両を運転する仕事や、一度に多くの荷物を運搬する仕事等を専門に行うケースも存在します。その場合、普通免許とは別に他の種類の運転免許を取得しておく必要があります。

特定の業務をするために必要な運転免許のケース

会社の業務の中で、特定の仕事を行う場合は、普通免許以外の運転免許が必要となってきます。最もわかりやすいケースで言えば、タクシーといった緑色のナンバープレートがついている車両を運転する場合、第二種運転免許が必須です。普通免許等を取得してから、3年以上の運転経歴がある、21歳以上の人が対象となります。更に、タクシーよりも多くの人を載せて運転するバスを運転するには、大型車を運転するための大型自動車第二種運転免許を取得する必要があります。大型第二種運転免許を取得するには、第二種運転免許を取得できる条件を満たしている点が大前提です。ただし、大型免許取得と同様の教習時間がかかる上、運転以外の旅客に関する知識も問われる点、深視力検査や聴力検査にも合格しなければならない等、免許取得までのハードルは高くなります。